翻訳用語集

翻訳用語集。難解な翻訳専門用語を解説。翻訳会社ジェー・ジョンソン調べ

あ行

IT翻訳
情報技術に関する分野の翻訳。ソフトウェア関連の翻訳が多い。
相見積り
翻訳の発注者が複数の翻訳会社、翻訳者に見積りを出すこと。発注者は各々の見積りを比較し、納期、品質、発注者への対応などから翻訳会社、翻訳者を選ぶことができる。
一般翻訳
専門用語や専門知識を特に必要としない翻訳。
医薬翻訳
医学翻訳、医療翻訳、薬学翻訳、メディカル翻訳ともいわれる。医学、薬学に関する翻訳のこと。
Web翻訳
ウェブサイト翻訳のこと。主にホームページの翻訳を指す。
オンライン翻訳
インターネット上で提供されている翻訳ソフトによる翻訳。機械翻訳、自動翻訳。

 

か行

化学翻訳
化学分野に関する翻訳。
機械翻訳
翻訳ソフトによる翻訳のこと。自動翻訳ともいう。
技術翻訳
専門分野、専門知識を必要とし産業翻訳の一つ。電気、電子、機械、コンピュータなどの分野を対象としている。
原文ベース
翻訳金額(見積り)の算出の仕方の一つで、原文の文字数、またはワード数で金額(見もり)を算出する方法。
コーディネーター
翻訳会社内部の人で、見積りの作成、受注後の翻訳者の選定、翻訳者やクライアントとの調整、社内の業務スケジュールの調整、クライアントへの納品まで、1つの翻訳取引の全工程に関わる編集者のような役割の人。

 

さ行

産業翻訳
翻訳の中の1つのジャンル。マニュアルや技術資料、研究論文などの企業活動の中で生じる翻訳のこと。一説によれば、翻訳需要全体の90%ほどを占めていると言われている。
仕上がりベース
翻訳金額(見積り)の算出の仕方の一つで、仕上がった翻訳の文字数、またはワード数で金額(見積り)算出する方法。
自動翻訳
翻訳ソフトによる翻訳。機械翻訳ともいう。
守秘義務契約
企業等が翻訳会社に翻訳を依頼するにあたり、その内容について第三者に漏洩や開示をしない旨の義務を課す契約のこと。機密保持契約ともいう。
生物翻訳
バイオ翻訳ともいわれる。生物学、またそれに関わる分野(動物学、生物学、遺伝子学、等々)の翻訳のこと。
ソース言語
翻訳前の元の言語のこと。例えば、日本語から英語に訳すのであれば日本語がソース言語。

 

た行

ターゲット言語
翻訳後の言語のこと。例えば、日本語から英語に訳すのであれば英語がターゲット言語。
チェッカー
翻訳者から入稿された訳文をチェックする役割の翻訳会社内部の人。チェックは、誤脱字や訳抜けといった簡単なところから、文法上の誤りや読みやすさ等にまで及ぶ。
テープ起こし
音声データを文字データに書き起こすこと。
特殊翻訳
特許関連の翻訳のこと。この分野の翻訳や文書、書類作成にあたっては専門用語、法律に関連した内容などが含まれる場合が多い。
トライアル
翻訳会社が翻訳者に、あるいはクライアント(翻訳発注者)が翻訳会社に実力を判断するためにサンプル原稿を翻訳してもらうこと。
トラドス(TRADOS)
翻訳支援ツールの一つ。翻訳者が作業する際の補助的な役割をもつ。

 

な行

ナンバリング
翻訳前の原稿に番号を打つこと。翻訳者はその番号をもとに翻訳をする。ナンバリングは(翻訳)コーディネーターが担当することが多い。
ネイティブ
特定の外国語を母国語としている人。
ネイティブチェック
外国語の文書をチェックする場合にその言語の母国語話者(ネイティブ)がチェックを行うこと。

 

は行

文芸翻訳
文学や芸術に関する翻訳。翻訳に文学性、芸術性が求められる。
分納
翻訳後の原稿等を分割して発注者に納品すること。
法務翻訳
契約書、税務書類など文字通り法務関係の翻訳。
翻訳支援ツール
高品質で効率的な翻訳を行うために翻訳者が使用するツール。翻訳メモリ、翻訳ソフトなどがある。
翻訳ソフト
翻訳支援ツールの中で、コンピュータプログラムによって機械的に翻訳を行うソフトのこと。精度は向上しているがあくまで補助的なツールであり、最終的には翻訳者による手直しが必要である。
翻訳メモリ
翻訳支援ツールの中で、翻訳する際に以前に保存されているメモリから翻訳候補が呼び出され、効率的に翻訳できるようにするメモリ。

 

ま行

ミニマムチャージ
文字通り、翻訳の最低料金のこと。翻訳を依頼すると、たとえ1行であっても、この料金が請求される。会社によって設定料金は、異なるが、だいたい 3,000円 から 20,000円位。
文字数
翻訳の見積もりを出す際に翻訳料金を算出するために必要なよりどころの一つ。実際の見積りでは文字数だけで判断するものではない。

 

や行

訳者
翻訳者のこと。

 

ら行

ローカリゼーション
ソフトウェア、WEB、ドキュメントなどを、現地で使用できるように翻訳すること。異文化ユーザーに理解してもらうため、現地の文化的背景を充分に理解したうえで翻訳する必要がある。